福山市草戸町の山ふところに聳える国宝明王院五重塔をデザインしたものである。
 この五重塔は貞和4年(1348年)住持頼光のとき、一文勧進の小資を積んで造られたもので、日本古塔中第5位に数えられる室町初期の由緒ある建物である。
 塔内壁面いっぱいに描かれた仏画を背景に中央に大日如来、左右に不動明王、愛染明王が侍立し古塔と共にその巧緻の美を誇っている。国宝の本堂とともに先人文化の栄光をつたえるものである。